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画伯と行く横須賀美術館

今回の濱Rec一行は、横須賀美術館!

そして、今回は我が社が誇る一流デザイナーに同行していただきました。

あだ名は自称ルシファーです。

ルシファーは、芸術大学として有名な

アメリカニューヨークの

クーパーユニオン大学を卒業しています。

 

昔はトヨタのカタログデザインなども手掛けていたこともある

美術を真っ当に学んできた本物のデザイナーなのです!

いかんせん、お歳は大分召されておりますが^^;

 

横須賀美術館は、子供が小学生の頃、作品が展示されるたびに足を運んでいたので何度も来たことがあります。

とても素敵な建物です。

 

がしかし、作品のすばらしさが、わからなすぎて正直、面白くない。

というか、ほとんどの人がそうなのではないでしょうか。

 

横須賀市が誇る横須賀美術館!

無知な我々だけでは、その価値が分かりません。

よって、今回は美術のプロに解説してもらい、

本当のすばらしさを体感する!となりました。

横須賀美術館の地下には、著名な画家の作品がたくさんあるそうです。

何回も見ていますが、正直、そのすごさはわかりません。

 

早速、地下に入り7,8点の作品解説をしていただきました。

 

一例です。

安井曾太郎さんという方の「外房風景;太海」という作品です。

http://www.yokosuka-moa.jp/collection/search/result_list_y01.html

 

それぞれの美術界の時代背景や世界の美術界トレンド・・・

安井曾太郎さんの写実から迷走し模索し、この画風に至った苦悩・・・

もろもろの解説をいただいた後の「問い」がまたすごい。

・この構成って緊張感がありません?

・ほら、木をきっかけに家が展開されて、海を強調しているでしょ?

・あえて、空気遠近法を使わないで、重なり合ってるでしょ?

・どこにも焦点が合ってるから、全部を感じることができるでしょ?

・山がうごいてるでしょ?

・ほら、この家、人が住んでるってわかるでしょ?

・ほら、この階段ってあるけません?

・波の音きこえてくるでしょ?

・この日の温度ってだいたいわかりますよね?

 

・・・・・・・・・・・・・・ww

 

上記のように問われると「たしかに」っと思えてきます。

でも言われないと分かりませんT-T

 

とにかく、我々とは全く違うものが見えている?

感じ取っている。といったほうが正しいでしょうか・・・

 

うわ、このおじさん、かっこいいと思ってしまいます。

 

で、でもやはり、美術館を楽しむには、知識と経験と一定レベルの才能が

ないと難しいのではないかと改めて思ってしまったのが正直なところです。

 

それについても、芸術は理屈ではないから、個人が個人の感性で

楽しむものとおっしゃっておりました。

 

そして、イラストと芸術の違いについての持論も感銘を受けました。

イラストは英語直訳だと「分かりやすくするもの」だそうです。

記号化ともおっしゃっていました。

 

芸術の表現とは別だそうです。

 

次の日、職場で安井曾太郎さんの代表作や

影響を受けたとされる、セザンヌの作品解説

その他、モネやマチスといった有名な絵画についても

いろいろ教えていただきました。

 

美術館の絵画も同様でしたが、それぞれの絵を見て僕が感じるのは・・・

 

「不安」

 

でした。

 

写実画を見ても持ちえない感覚です。

#ネットの画像なので本物をみたらもう少し違う感想があるかも

 

想像するに、経験にはない未知の表現だからではないかと思っています。

イラストと違って分かりやすいものではない。

分からない未知のものだから、どちらかというとネガティブな感情になったのではないかと考えます。

 

すごーく、安直なのですが、我々の業界で例えると

きれいなプログラムを見ると、美しいと感じる時があります。

まれにレベルが段違いのスーパープログラマの方のソースコードを見たときの感情。

うっわーすっげーと思いながらも、いいようのない不安感を感じる時があります。

 

経験したことのない、未知のものを前にした際の感情。

その内訳には、明らかに自身より

能力レベルが高いことを感じてしまい劣等感を感じる。

その劣等感が自身の仕事を失くすのではないか

という危機感に代わり、不安な感情になっているのではないかと思いました。

 

大分ネガティブなのですが、

芸術作品を楽しむには?の僕の回答は

知識・経験が必須なのではないか。

付け焼刃ではなく、どっぷりその世界の辛苦を体感しないと

作品の本当のすばらしさは理解できない。

という解釈をしました。

この感じ方も人それぞれだとは思います。

ルシファーも人それぞれが自由に感じればよい。

とおっしゃっておりますように

あくまで僕だけの解釈です。

 

 

軽いノリで企画した「画伯といく横須賀美術館」でしたが

僕だけは得も言われぬどんよりとした心持ちになってしまいました。

 

 

横須賀市が誇る折角の横須賀美術館なので、

そのすばらしさをもっと言語で伝えられるようになりたいと思いますが現在の僕には無理でした。

 

どなたか美術に精通された方、代わりに発信をお願いいたします^^;

 

一応、最後にHomeGrowinポーズをやっておきました!

 

P.S

多くの絵画を見たのですが、当然、写真撮影禁止ですのでどんな作品があるのかは横須賀美術館ホームページの所蔵作品一覧でご確認ください。

横須賀美術館 所蔵作品 http://www.yokosuka-moa.jp/collection/index.html

 

 

 

 

この記事を書いた人

村山弘

村山弘

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