Blog
ブログ
社内勉強会の議事録用にHeadgeDocをセルフホストしてみた
はじめに
こんにちは!HomeGrowinアプリエンジニアのアフロです。
皆さん、HedgeDocというソフトウェアをご存知でしょうか?
HedgeDocは、オープンソースのリアルタイム共同編集Markdownエディターです。弊社HomeGrowinでは、現在社内勉強会の議事録ツールとして活用しています。
本記事では、HedgeDocを導入するに至った背景やシステム構成、そして自社の業務に合わせてどのように活用・改善しているかについてご紹介します。
導入のきっかけ:制限の壁と「みんなで書ける」体験の追求
HomeGrowinでは、毎週ビジネススキル勉強会をオンラインで実施しています。 この勉強会の議事録には、当初「HackMD」を利用していました。しかし、無料プランでは同時共同編集が「3人まで」という制限があり、参加者が各自の端末からリアルタイムに書き込むことができませんでした。
そのため、どうしても「議事録担当が全員の発言を一心に記録する」という運用にならざるを得なかったのです。
これでは記録担当の負担が大きく、議論のスピード感や参加者の主体性も損なわれてしまいます。 「参加者全員が同時に書き込める環境にしたい!」という思いから代替ツールを探していたところ、HedgeDocに出会いました。見た目はほぼHackMDでありながら、オープンソース(OSS)でセルフホストできる点に魅力を感じ、移行を即決しました。
システム構成
インフラやデプロイ周りは、すでにあるリソースを活用してシンプルかつ堅牢にまとめています。
- ホスティング: AWS EC2(既存の自社環境を活用)
- コンテナ技術: Docker / Docker Compose
- ソースコード管理: GitHub
- イメージ管理: DockerHub
複雑なKubernetesなどはあえて使わず、「小さく始めて確実に課題を解決する」という実用性を重視した構成にしています。
導入手順
実際にHedgeDocをセルフホストした際の手順をご紹介します。
Step 1:HedgeDoc環境のセットアッ プ
まずは、EC2上にHedgeDoc用のディレクトリを作成します。
mkdir ~/hedgedoccd ~/hedgedoc
次に、docker-compose.yml ファイルを作成します。公式ガイドをベースにしつつ、今回はカスタマイズを加えた独自イメージを利用するため、DockerHub上のリポジトリを指定しています。
version: '3.
services:
database:
image: postgres:13.4-alpine
environment:
- POSTGRES_USER=hedgedoc
- POSTGRES_PASSWORD=xxxxx
- POSTGRES_DB=hedgedoc
app:
image: xxxxx/customhedgedoc-app:latest # 自社で改修を加えたDockerHubのイメージ
ports:
- "3000:3000"
environment:
- CMD_DB_URL=postgres://hedgedoc:xxxxx@database:3000/hedgedoc
- CMD_DB_DIALECT=postgres
depends_on:
- database
Step 2:HedgeDocの起動
Docker Composeを使ってコンテナをバックグラウンドで起動します。
docker-compose up -d
これで無事にHedgeDocが起動し、ブラウザからアクセスできるようになりました!

皆で同時に書き込んでいる様子。自動でユーザーカラーが割り当てられて、誰が書き込んだところかも一目瞭然です。

今後の改善アイデア:単なる導入にとどまらない「使い倒す」工夫
HedgeDocを導入して終わりではなく、現場のニーズに合わせてさらに便利にアップデートしていこうと計画しています。
- UIの改善(メモ一覧の柔軟化) デフォルトではメモ一覧がカード形式のみとなっているため、リスト形式への切り替えや、キーワードによる絞り込み機能の追加を検討しています。
- メモコピー機能の追加 現在の運用では、勉強会ごとにベースとなる「シナリオ用メモ」を毎回コピーして議事を書き込んでいます。「新規作成 → シナリオのコピペ → タイトルの書き換え」という手間のワンアクションを減らすため、アプリ側にコピー機能の追加を目論んでいます。
- 運用・ストレージの改善 ありがたいことに会社の成長に伴い社員数が増え、勉強会のグループや過去の議事録データも増加しています。今後は古いデータを別ストレージに退置するなどの運用ルールや仕組みの整備も考えています。
まとめ
HedgeDocをセルフホストし、社内勉強会の議事録として運用を始めた事例をご紹介しました。 導入した結果、メンバー全員が同時に書き込めるようになり、勉強会のライブ感と効率がグッと向上しました。ランニングコストもEC2の稼働時間分(実質最小限)に抑えられており、非常にコストパフォーマンスが高い選択だったと感じています。
OSSをそのまま使うだけでなく、自分たちの手でより使いやすく改修していけるのもエンジニアチームとしての醍醐味です。今後もボトムアップで開発環境や社内ツールをより良くしていきます!
結びのメッセージ
Switch with us!
採用エントリー
ご応募はこちら