Blog
ブログ
【読書感想文】リーダーシップの旅 見えないものを見る
どうも、畜産ペンギンです。
WBCも佳境ですね。
メジャーリーグは見ないんですが、大谷翔平がここまで凄いとは。
今回は、表題の読書感想文です。
目次
・どんな本?
・雑多な感想 ・まとめ |
どんな本?
まぁまずはそのままの通りリーダーシップについて書かれている本です。
リーダーシップとは、何か、何故必要なのか、どうすればいいのか等々。
その中で一つ印象的なのが、組織・社会のルールの中で行動している内に、自分のやりたい事を見失うという話がある。
自分はこうしたい、こうありたいのに組織・社会からはこうあって欲しいと求められるギャップに苦しむ事は、リーダーシップに興味が無い人でも共感出来る部分であると思います。
雑多な感想
・リーダーはなろうとしてなる物では無い
作中にリーダーとはどういう人かが語られているが、個人的な一つの結論としては「自身の目標・目的」を持って行動を起こし、結果的に組織・グループの前に立つ事になった人だと考えている。
ので、「リーダーになろう」という目的でリーダーになる事は、リーダーとしての目標・目的を持たないのでなり得ない。
ただふと疑問に思ったのだが、強烈なリーダーを見て「自分もこういう人になりたい」と思った事がある人はそこそこ居るだろう。
そういった憧れを持って、「リーダーになりたい」と誤った事(と仮定)を言い出すのだと思うのだが、どこに誤解が生じているのか。
「こういう人になりたい」部分をいくつか要素分解していくと、「社会に影響を与える人になりたい」、「同じようなライフスタイルを送りたい」、「心に残る言葉を言える人になりたい」、「沢山お金を持つ人になりたい」、「人から賞賛を浴びたい」等だろう。
後半につれ俗っぽくなっていってるが、これらの本質的な目標・目的(というにはまだ掘り下げが不十分だろうがこれ以上は割愛)を誤解して「リーダーになりたい」と思ったのだろう。
・リーダーとマネージャーの違い
個人的にはそもそも区別する目的がハッキリしない所ではあるのだが、よく話題にはなるし作中でも触れられている。
違いについて、作中での表現をいくつか紹介する。
・リーダーは「見えないもの」を見て(あるいは見ようとして)新しい世界を作り出す、マネージャーは「見えるもの」を分析して問題を解決する。
・リーダーは「人として働きかけ」、マネージャーは「地位に基づき働きかけ」賛同者・支持者の輪を広げていく。
・リーダーは人と「シンクロ(同期化)」する事により共に行動し、マネージャーは人を「モティベート(動機付け)」し行動をコントロールする。
イメージではなんとなくわかるがきちんと理解出来ていないというのが正直な所である。
個人的な一つの解釈としては、リーダーは「自身」の目的・目標によって行動する、マネージャーは「定められている・与えられた」目的・目標によって行動するという違いと解釈している。
また、作中に誰かが言ってた事の紹介で、リーダーが「問題を持ってくる(見つける)人」で、マネージャーが「問題を解決する人」だ、みたいな解釈があって面白かった。
・組織と個の同化による弊害
作中に日本の組織が持つ同化する力の強さとして、「社員は会社のために働く」、「組織の一員として自分は存在している」と思い込ませてしまうという記載がある。
これは大なり小なりどこの会社でも働いている力であろう。
「社員の為の会社」のような理念を持っていて、この意識を消し去ろうと努力している会社としても完全に消し去るのは難しいように思う。
この力が、「自身の目標・目的」を持つというリーダーの行動あるいはリーダーを誕生させる事の阻害要因となる事は想像に難くない。
ではどうすれば良いかだが、まず組織の立場から物を見てみる。
作中では無常な事に「組織を強くするためにリーダーを育てようとしても、組織は絶対に強くならないし、リーダーが育つこともない」とある。
結局、人は人を思い通りに変える事は出来ないという事だと解釈している。
ただ、その中で「経験」を与える事は出来るとも書かれている。
これは「自分」から変わるきっかけの「経験」を与えるべきだろうという事だと解釈している。
改めて自分の言葉で置き換えてまとめると、「自身の目標・目的」を持つという人間に「自分」から変わる為の土台作りをしてあげるべきなのではと思う。
だが、で、具体的にどうするの?の質問の答えは無い。
ただ、思い通りにとは言わなくとも、人は情報によって価値観を変化させていくというのは事実としてあるだろう。
本人が新しい情報を受け取れば、それによって本人はアップデートされる。
どういう情報を与えていくかを検討・実行して行く事が一つの方向性にはなると思う。
だがまた、厄介な事がある。
そもそも本人が変わる事を望んで居ない人が世の中には居る、むしろそっちの方が多いと言っても良いのかもしれない。
そういった人達は自分から変わろうとする事、変われと言われる事には強い抵抗感を持ち、新しい情報を入れようとしても入り辛い状態になっている。
なので、まず変わる事への抵抗感を減らす必要がある。
「変わらざるを得ない」状況というのはリスクありきなら提供出来るだろうが、これは余り無茶な事はさせるべきではない。自分だってされたら嫌だ。
また、「変わりたい」と思う事は「自身の目標・目的」を見つけ、達成するまでに変化が必要であると認識した場合であろう。
・・・パラドクスが発生してしまった、どうした物か。
「変わりたい」、「変わりたくない」の二元論で考えていたのが誤りだった。
仕事のスタンスや生活習慣については変えたくない人が居ても、自分の好きな物、例えばゲームが好きであったら「更に面白いゲームがあるよ」という情報には積極的に吸収し、その範囲での価値観を変化させる可能性が一定見込める。
逆に、自分の全ての部分に対して「変わりたい」と思っている人も居ないだろう。
なので、結局の所本人とwin-winの関係の提案や情報を入れていく事になるのだろう。
結論だけ見ると、何当たり前の事を言っているんだという話だがここまで考えないと理解出来ない物である。
次に、自身の立場から物を見てみる。(組織への同化する力が強い中どう「自身の目標・目的」を持つという話ね)
・・・・・
疲れた、終わり。
まとめ
中途半端に終わってすみません。
もう2~3書きたいテーマもあったのですが、力尽きました。
気が向いたらまたパート2を書こうと思います。
ここまで書いといてなんですが、正直形としてのリーダーという物自体にはあまり興味が無い。
いちいち「いや、リーダーの正確な解釈は~」とか言うつもりは無いし、基本的には周りに合わせてその場その場の意味で使う事に抵抗感も無い。
ただ、「リーダー」という事をあくまで一つの題材として、自分の価値観や行動を振り返る事は中々考えさせられました。
結局、「リーダー」どうこうじゃなくて「自分がどうしたいか」って所に落ち着くと思うのです。
まぁ、偉そうに言ってる私自身も「自身の目標・目的」なんて人に言えるような大したもの無いんだけどね。
雑ですみません。
おしまい。
結びのメッセージ
Switch with us!
採用エントリー
ご応募はこちら