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2021.09.17

【アプリエンジニア向けSEO基礎知識】マイナス評価を回避するSEO施策

どうもご無沙汰しています。アフロナミヘイです。

今回はSEOの基本であるマイナス評価を回避するSEO施策を紹介します。

これを覚えるだけでもSEO施策を全く知らないエンジニア集団から抜け出して、現場で有識者レベルになることができるでしょう。

1URL1コンテンツの原則を守る

1つのURLに対して表示される内容は1つであることが原則となっており、これを守らないと検索エンジンに質の低いWebサイトだと評価されてしまいます。
以下のようなケースが当てはまります。

 

同じURLで違うページが表示される

例として、商品カテゴリで検索できるファッション通販サイトがあるとします。
Tシャツの商品一覧ページもパーカーの商品一覧ページも以下の同じURLだったらわかりにくいですよね。
https://www.unikuro.com/search.php

 

検索条件をユーザーに見えないようリクエストボディ部で渡すと同じURLで違ったページを表示できますが、これはSEOでマイナス評価となってしまいます。

正しくは以下のように静的URLまたは動的URLで商品カテゴリごとに異なるURLにします。

 

静的URL:https://www.unikuro.com/t-shirt/

動的URL:https://www.unikuro.com/search.php?product=t-shirt

 

複数のURLで同じページが表示される

以下のようにhttpとhttps、ドメイン名「www」の有無、末尾スラッシュの有無などの違いあるのに、それぞれで同じコンテンツが表示されると重複コンテンツと見なされます。

 https://www.unikuro.com/t-shirt/
 http://www.unikuro.com/t-shirt/
 https://unikuro.com/t-shirt/
 https://www.unikuro.com/t-shirt

 

また、同じコンテンツに複数のURLでアクセスできるようにしてしまっているケースもあり得ます。
これを解決するには、どのURLが正規のURLなのかを検索エンジンに伝える必要があります。これをURLの「正規化」と呼びます。
正規化をするには正規ページを決めたうえで、非正規ページを正規ページに寄せる対応をします。 具体的には次の2つの方法があります。

 

 ・301リダイレクト
 ・canonical設定

 

301リダイレクトは恒久的な転送を意味します。ユーザーが非正規ページにアクセスしたら正規ページへリダイレクトさせます。
canonicalは「正典」を意味します。非正規ページに以下のようにcanonical設定を埋め込むことで、https://www.unikuro.com/t-shirt/ が正規ページだということを検索エンジンに伝えることができます。

<link rel="canonical" href="https://www.unikuro.com/t-shirt/">

 

エラー対応を適切に行う

予期しないエラーが発生したり、エラー内容がわかりにくいと、ユーザーは使いづらいWebサイトだと思うことでしょう。 検索エンジンからもマイナス評価を受けてしまいます。
これを回避するには以下の対応が必要です。

 

エラーをそもそもなくす

当たり前ですが、想定外のエラーが起こらないようテストしましょう。

 

エラーページをユーザーフレンドリーにする

例えばURLに該当する商品ページがなかった場合に、Webサーバのデフォルトエラーページが出るようでは不親切です。 以下のようにユーザーフレンドリーな表示をするようにします。

 

 ・「お探しのページは見つかりませんでした」といった文言を表示する
 ・ヘッダー、フッター、サイドバーなどは他のページと共通のデザインにする

 

正しいステータスコードを返却する

同様にURLに該当する商品ページがなかった場合を例にします。 このときステータスコードは200(正常)ではなく、404(ページが存在しない)を返すようにします。 そうすることで、検索エンジンにもこのURLのページは存在しないということが伝わります。

 

スパム対応を行う

ユーザには不利益な情報なのに、検索エンジンからは高評価を得ようと偽装するスパム行為というものがあります。
検索エンジンのアルゴリズムの隙をつこうという行為ですが、結果的には見破られてペナルティを科されることになります。

意図せずスパム行為をしてしまっているケースもあり得ますので、Webサイトが以下のような状態に当てはまらないかチェックしましょう。

 

 ・価値の低いコンテンツを載せている
 ・質の低い被リンクを張っている
 ・クローラへの偽装行為をしている

 

まとめ

今回はSEOの基本となるマイナス評価を回避する施策を紹介しました。
もちろんプラス評価を得るためのSEO施策も色々とあります。
興味のある方はぜひ書籍等で調べてみてください。

※本記事はこちらの本を参考に作成しています。よりSEOを深く理解したい方はぜひご覧ください。

「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」 マイナビ出版

この記事を書いた人

アフロ・ナミヘイ

アフロ・ナミヘイ

PostgreSQL推進委員長。アンチOracle派筆頭。 標準SQLに反する書式は許しません。 (+)とか使ってると激おこ。 アフロは天然。

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