Blog
ブログ
主婦業はなめたらあかん vol.3
主婦業は過酷であること。
能動性を求められること。
仕事が承認されないこと。
についてこれまで述べてきました。
妻が専業主婦の方はもすこし主婦業を理解すべきと思われます。
もちろん、営利組織における仕事も大変ですよね。
前述したように自分の思い通りになることは本当に少ないですよね。
思い通りにならないこと。自分のイメージとギャップがあると必然的にストレスを感じますよね。
ギャップを取り除けないまま、その場その場の落としどころを模索する。
それが常時続くわけですから、やはり組織における”仕事”も当然、過酷ですよね。
だからといって専業主婦を軽視するのは、筋違い。
主婦業もこれまで述べてきたように過酷だと思います。
よって、単にお互いが家庭という組織の発展・維持の役割を分担しているだけです。
フィフティーフィフティーですよね。
お互いがお互いの役割を尊重すべきと思います。
フィフティーフィフティーのはずが、どちらかに家庭の権力が偏る家庭も結構ありますよね^^;
どちらかというと妻側に発言権や決定権がある家庭の方が割合は多いのではないでしょうか?
そして、ここに専業主婦のデメリットがあると考えています。
旦那は営利組織の中で思い通りになることはとても少なく、常に落としどころを模索する日々。
主婦は家庭という小さなスコープの組織の長であるため
「思い通りになることが多すぎる」
のだと考えています。
自分の思い通りになることが多いため、週末になると日常のリズムを乱す旦那は、それこそ異物という感覚になるのではないでしょうか?
そして旦那さんの視点で主婦業に関連する何かを指摘した場合はどうなるでしょう?
自分の思い通りにしてきた家庭内の仕事。
誰にも評価されないため、自己承認を繰り返してクリアしてきた仕事。
繰り返されることにより確固たる自分のイメージが確立されているのではないでしょうか。
その自分で確立した仕事のイメージに対して指摘を受けた場合の不快感は我々が想像するよりも、遥かに大きなストレスなのではないでしょうか。
そして、主婦が旦那に「うるさいわね~」といった叱責をしたとします。
しかし営利組織の中で仕事をしている旦那様は、常時、落としどころを模索する習慣があるため、その叱責に対しても真っ向勝負しない場面が多いのではないでしょうか。
この繰り返しが所謂「カカア殿下」の図式を生むのではないかと考えます。
過酷な専業主婦業に望むには強い意志が必要だと思います。
そこに日々、挑んでいる専業主婦業には敬意をはらうことができます。
しかし、思考する際の家庭という小さなスコープから逸脱することが非常に難しくなってしまうのではないでしょうか。
また、日常の繰り返しの仕事が多いため、新しい刺激の量が営利組織の仕事と比較すると、非常に少ないのではないでしょうか。
その刺激の少なさが思考力向上の妨げになっているのではないでしょうか。
3カ月くらい前にかなり派手な夫婦喧嘩をしました。
とにかくかみ合わない議論の末、離婚寸前までこじれました。
私の一方的な所感ですが総じて「思考が局所的だな」と感じます。
あまりにもかみ合わない議論。
その際に改めて思ったことがあります。
前述しましたが、僕はかみさんに結婚当初から子供の為に働かないでほしい。
つまり専業主婦をしてほしいと嘆願したのです。
大した稼ぎもあるわけでもないのに…
子供は少しでも母親と時間を共有してほしい。これが僕の当時の勝手な想いでした。
未だに可愛い子供達との関係を鑑みると、決して誤りではなかったと言えます。
しかし、かみさんはどうなのでしょうか?
専業主婦という狭いスコープの中で、思考する機会を限定させてしまっていたと言えませんでしょうか。
子供はいずれ独立していきます。
独立した後から新しい刺激を得るため、社会復帰に望んだとしても20年膠着した思考です。
これはとてもとても大きなハンデではないでしょうか。
営利組織においてはホワイトカラーの役割を負える機会は非常に少ないのが現実ではないでしょうか。
子供たちの為という大義名分を盾に、かみさんを家庭という狭い組織に閉じ込めてしまったのではないか?
子供が中学生になった数年前からパートで仕事を始めてはいますが
もっと早い段階で家庭という組織の隔離から解放してあげるべきではなかったのか。
これが僕が、かみさんに申し訳ないと思っている理由です。
後悔してもやり直せることではありません。
専業主婦という強い意志を問われる過酷な仕事。
家庭という狭いスコープは視野狭窄が起きやすい。
このあたりがかみさんの思考軸を作っているかもしれない。
これを前提条件にして、今後のかみさんとの共同生活を楽しくすごせるように努力したいと思っています。
卑下しているように聞こえてしまうかもしれませんが、そういう意図ではありません。
当然、子供たちの為に強い意志をもって望んでくれた、これまでの主婦業に対しては敬意をはらっています。
客観的に専業主婦という仕事に臨んだ場合、どういった思考になるかを推測し顕在化する問題に内包される仕組みを理解し夫婦間の課題解決が目的です。
ん?オチはわたくしの懺悔になってしまった…なんのこっちゃ^^;
追伸。。。
全般、私の経験や周囲の家庭のお話しや心理学や脳科学の書籍等の情報が論旨の根拠になっています。
あくまで私の主観でございますので、全く当てはまらないケースも多々あると思います。
数ある家庭像の一つとして参考にしていただけると幸いでございます。
結びのメッセージ
Switch with us!
採用エントリー
ご応募はこちら