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伸ばす棒はあったほうがいいのか、なくていいのか?
プリンター or プリンタ
メーカー or メーカ
伸ばす棒はあったほうがいいのか、なくていいのか?
ちっさいことで、正味、どうでもよいと思うのですが
こだわる方って結構いますよね^^;
僕はプロダクト内で統一されていればいいのではないかと思っています。
メーカさんなんかは必ず表記方法を統一しているでしょうね。
製造会社に関わらず世の中にアウトプットをしている会社の管理職の方は
一度は議論したことがあるのではないでしょうか。
以前、ISO9001に則った品質管理プロセスを求められるプロジェクトに数年携わりました。
品質管理の一般論を学ぶことができたので、とても価値がありました。
特にレビュープロセスのべき論が以降の開発業務に、とても役に立ちました。
しかし、形式を重視される方が多く、明らかに不必要なプロセスも多くありました。
また、それに伴うエビデンスという大義名分で膨大な書類作成に時間を多く取られました。
1,2年経験した後、理解したのですが、ISO9001には品質管理プロセスのべき論が体系的に書かれており、それを全部、やりなさいとはいってないんですよね。
もちろん、大筋のプロセスと開発に伴うI/Oの管理要件等、必須であろうプロセスは踏襲した上でとなりますが、
具体的な手段論についてはマネジメント上、必要な要件を取捨選択すればいいだけなんですよね。
審査要件を満たすためだけに準備する膨大な書類は生産性を著しく下げますし、チームモチベーションも当然下がります。
やはりプロマネの重要要件であるプロセス構築には、きちんと頭を使って仕事をする必要がありますよね。
余談が長くなりました。
そのISO9001プロセスにおける審査ではドキュメントの体裁を整えるのにも膨大な時間がかかりました。
審査対象のドキュメントはたくさんあるので当然です・・・
仕様書、設計書、試験票、レビュー記録票、コメント票、取扱説明書、作業標準等々、まだまだあります。
それぞれに冒頭に述べたような、カタカナ表記についてもチェックされたりします・・・
例えば、
モニター or モニタ
コンピューター or コンピュータ
エントリー or エントリ
etc…
要件は統一されていれば良い。なのですが
どうやって統一するか、それぞれを作業標準で定義しなければいけない。
かつ定義した根拠を持たなければならない。
となるのです。^^;マジカ
いい歳をしたおっさんたちが、レビューの棒がいるとかいらないとかで真剣に議論してるんです…
未だにそんな不毛な事をやっていないとは思いますが、当時はそんなことで膨大な時間を取られました。
で、どうしたかというと僕は、とある新聞社のドキュメント規約の要約の本を購入して対処しました。
一般論ってすごいですよね。
一般論を論破できる人ってあんまりいないと思いますので、仕事を進めるのに本当に有効です^^;
そして、ここ数年はサイト制作において英語のカタカナ表記の話題がちらほらでるので
改めてネットを調べていたら、一応、JISと文科省で「外来語表記」を定義しているのを知りました。
【文科省】
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19910628002/k19910628002.html
【JIS Z8301】
http://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISNumberNameSearchList?toGnrJISStandardDetailList
あー当時知ってればなぁ・・・
そして、それぞれ定義はしているものの、文科省は「あくまで一例」、JISは「一般的に受け入れられているもの」といった記載があるんですよね。
日本国では絶対この表記が正しい!って誰も言えないかもなんです。
なので、実作業においてはやはり「決めの問題」なわけです。
ただ、根拠を国やJISとしておけば、個人の趣味感覚でこっちがいいーとかいう人をスルーできる可能性が高いので
やはり一般論は活用すべきだなぁと改めて思いました。
2008年にはマイクロソフトさんが「コンピュータ」を「コンピューター」、
「エクスプローラ」を「エクスプローラー」にするといった表記改定を発表したそうなので、
以降はマイクロソフトさんの真似をしてれば、論破されないかなとか思ったりしてます。
ほんと、細かくって捨て置きたい話ではあるんですけど、大事なことではありますので、スムーズにクリアできる知識はあったほうがいいですよね。
結びのメッセージ
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