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本日のランチは、隠れ家的カフェ「ツキコヤ」で日本一のコーヒーと、、、
みなさんコーヒーは好きですか?
「ブルーボトルコーヒー」の日本上陸の影響もあり、最近のコーヒー業界は「サードウェーブ」がハヤリですよね。
写真とはまったく関係ありませんが(笑)、「サードウェーブ系男子(※)」なんて言葉まで出現しているのは、ご存知ですか?
※サードウェーブ系男子とは、「サードウェーブコーヒーを飲んでいそうな男子。上質な暮らしを愉しむ、意識高いオシャレ男子」のことだそうです。面白いことに外見的特長は眼鏡をかけて、New balanceを履いてとか、、、、笑
ウマイこというなーとアラフォーの私。ハイブランドでもチープでもなく、シンプルに、こだわりをもち、浪費せず、日々の暮らしを丁寧に楽しむというのは、女子も男子もなく今のトレンドなのでしょうね。
しょっぱなから脱線してしまいましたが、
「横須賀にも美味しいコーヒーが飲めるお店があるんだよ!」と同僚がいうので、流行やウンチクは苦手ですが、美味しいものには目がない私。それはさっそく偵察?に行かねば!と。
ネットで色々チェックしてみると、出てくる言葉は「遭難覚悟」とか「発見するのは超困難」とか!笑 益々行きたくなる私。
なんとか予約がとれ大人数で同僚の車に乗り込み伺ったのですが、ホントにビックリするぐらいすごい坂の上!後部座席の体感傾斜は50度!?!ジェットコースター並みの恐怖。一人車のなかで恐怖の雄たけびを上げる私。写真を撮る余裕もございませんでした。対向車が来たら、、、、もうThe Endです。はい。
そんなこんなでようやくたどり着ついのは、横須賀の追浜(おっぱま)の高台にある「cafe tukikoya」さんです。
うーーーん!いい門構え!これは期待が高まります!
美味しいお店ってジャンヌを問わずなぜか門構えから発せられるオーラが違うと思いませんか?
ルンルンるん♪と高鳴る気持ちと空腹で階段をのぼってゆきます。
足元にはひっそりとさりげなく看板が。
あとでお店のオーナーとお話したところ、看板を掲げるような店にしたくなくて以前は看板を置いてなかったそうです。ですがいらしたお客様が迷われたり、ご近所様にピンポーン!ということが多く(このロケーションでそれはそうだ!笑)、今は看板を出していますとのことでした。
又、こちらの建物はもともとはお茶室だったそうでわざわざ京都から職人さんを呼んで作らせた数寄屋造り。ご縁があって今のオーナーがカフェとして自分たちでリノベしてカフェとして気軽にみなさまにご利用して頂いているとのことでした。
玄関を入るとすぐ右手に躙り口(にじりぐち※)かなぁと思われる小さな入り口らしきものがあり、お茶室だった名残が。
※躙り口とはお茶室への入り口でにじって入るからにじり口と呼ばれます。どんな身分の人でもお茶室に入るためには頭を下げて入らねばならず、茶室の中ではだれもが平等、武士も躙り口では刀を外さなければならなかったと依然茶道の先生に聞いたことがあります。
また脱線しましたが、そんな茶道の精神も反映されているのかな~。誰でも贅沢な数寄屋造りのお茶室で一杯のコーヒーを楽しめる。うんうん。いいじゃないですか!(←勝手に妄想し、盛り上がる私。笑)
玄関の壁にはこちらのボードが。
そうなんです。こちらのオーナーは珈琲の焙煎で日本一!!!の経歴をお持ちなのです。
店内はとても居心地がよく、窓からはステキなお庭と景色が広がっています。ゆったりとした空気が流れていて一人で本を持ってきたら何時間でもいられるなぁ。
LUNCH SETはメインにスープとサラダと飲み物がついて1,300円前後だったかな。
私たちが行った日はビーフシチュー、ドリア、タコライス、ジンジャーライス、ガレットチョイスがあり、散々迷ったあげく、私はフロマージュのガレットをオーダー。
ジャジャジャーーーン!
器も盛り付けもセンスがキラリ!横須賀でガレットが食べられるお店はなかなかない(知らない)ので、うれしいですね~。私のお気に入り神楽坂のル・ブルターニュのガレットにはもう一歩かな、、、(あ、言っちゃった!書いちゃった!笑)ですが、値段、ロケーション、そしてなんといっても日本一の焙煎師のコーヒーが飲めて、しかも地元横須賀!大満足!そして、ディナータイムにガレットをオーダーとシードル一杯サービスらしいです。うん、やっぱりお得です!ビバ★横須賀!
ランチセットはデザートセットにも出来るので、フレンチトーストをお願いしました。
注文時迷っているとスタッフのお兄さんが「ランチにおつけするデザートセットのスウィーツはカフェタイムのスウィーツよりも小さめなサイズなのですが、フレンチトーストだけはカフェタイムと同じものをお出ししていますのでお得ですよ!」と極秘情報!(笑)
キャーーーきました!
確かにこれセットデザートなサイズじゃないですね!見た目も美しい!
コーヒーはお店の方にアドバイスもらってケニア!ランチセットのコーヒーはフレンチプレスでたっぷりいただけます。
アツアツのフレンチトーストに冷たいアイスクリームと生クリーム!間違いないコンビネーションですが、
ツキコヤさんのフレンチトーストは表面のカリッと感と中のふんわり感が最高で、アイスと生クリームと一緒に食したときの甘さも絶妙なバランス!なのです。感動的な美味しさで、お腹いっぱいなはずがすぐにお代わりしたくなるほどでした。
そうこうしてガヤガヤと食事も終わりかけた時に、店内にある焙煎室からオーナーと思われる方が焙煎を終えて出ていらっしゃいました。
この焙煎室も依然は四畳半のお茶室として使われていたそうです。
「すみませーん!」と図々しく声をかけ、焙煎したての豆を見せていただきました!
とても気さくに色々と説明してくださり、2Fがアトリエになっているのでどうぞ見ていってください!と。
↑色々ってそこが一番大事なところだろー?!?
美味しいコーヒーは好きなんですが、どうも美味しいコーヒーを淹れるという部分は大抵人任せでそのときはうんうん!と聞いていたはずが、すっかり脳みそからこぼれおちておりました(汗)すみません。我が家ではコーヒーを淹れるのは旦那担当。もっぱら私の仕事ではないという無意識の意識でしょうか。それでも好奇心だけは人一倍なので、どうぞと声をかけて頂かなければ入っていきにくい2FへLET'S GO!
なんと2Fも全て自分たちでリノベーションしたというステキな空間が!!!
オーナーは依然湘南でお店のプロデュースなどもしていたそうでセンスの良さがキラリ!
そして、えー勝手に?利用予約とかせずに?この値段で?使っていいんですか???
ずらーーーと並ぶ豆にコーヒーにドリッパーに世界基準の評価用紙まで!!!
これは素人にはちょっと手出しできない・・・・。汗
でも先ほどのオーナーがホントに気さくに、「僕らがこういった基準でどんな美味しいといわれるコーヒーを淹れてたとしても、もやはり思い出の場所、思い出の人と飲んだものにはかないません。」「どうぞ、アトリエですから、好きなように試していってください。」とコーヒーに対する謙虚な姿勢と愛情がとてもステキで。
せっかくの機会なので、みんなであーでもないこーでもないとビクビクとさながら自分たちで豆を挽き、淹れてみることに。
こちらの目安に忠実に、、、
こちらはスイス製のコーヒーグラインダー「ditting」。大抵のコーヒー豆屋で、こちらのグラインダーが使用されているそうななので、自分の家で飲んでる豆をアトリエに持ってきて美味しい挽き方(番号)をメモして行けば次からコーヒー豆屋さんに何番で挽いてくださいと伝えられますよ。とのオーナーのアドバイス!なるほど!
コーヒーに適したお湯の温度は80度!知らなかった~汗
こちら、アプリをダウンロードすると数値で色々と評価できるというものもあり、うーん、やっぱりこの工程は男性のほうが好きなこだわり作業な気がいたしました。簡単な解説しながらサクッと美味しいコーヒーをここで淹れてくれたら、かなりポイント高いです。女子てきには(笑)
完全に小学生の理科の実験授業なわたしたち。ワイワイ、ドキドキしながらのとても楽しかったのですが、うーん。下で頼んだのと同じケニアを淹れたのですが、何かあの感動的美味しさではない、、、、。
と思っていたら忙しく1Fの仕事にもどられたオーナーが、きっと見かねて?心配で?様子を見に戻ってきてくれました!!!
そこで再びありったけの想いとコーヒーに対する愛情を込めて説明をしてくださり、それでも???なわたしたちに熱心さあまってコーヒーをデモンストレーションしてくださいました!
テイスティング~!
やっぱり美味しい~!
そっかー、今まで私がコーヒーの「味」「苦味」だと思っていたのは、コーヒーの「雑味」だったんですねぇえ。(ため息)
コーヒーの雑味が出るのはコーヒーを落としてすぐと、確か3分後だそうです。
美味しいコーヒー本来の味とは「するっと飲める。口に入ってくる。」そうです。確かに!本当にオーナーが淹れてくれたコーヒーはコーヒーだけでスルッと美味しく頂けました。こんなに丁寧に淹れていただくとコーヒーはスウィーツの甘さを流し込む(?)役割をさせるには気が引けるというか、コーヒーだけで味わいたい気分になりますね。
勿論好みもあるのでとまたオーナーの姿勢とフレンドリーさが更に高感度UP!(笑)
なんだか成り行きで「日本一の焙煎師によるワークショップ」を受けさせて頂き、本当に楽しく貴重な体験でした。
結論!何事においても一流な人はサービス精神旺盛で、紳士な情熱をもっている!人間としてとても魅力的である!と。
あれ~?あんなに一生懸命説明してくれたコーヒーの部分はすっかり抜け落ちていてこんな結論はそりゃーないなと申し訳ない気持ちではありますが、コーヒーを楽しむという一番大切な部分は理解できたと思うのできっと「それでOKです!」とオーナーは言ってくれそうな気がしております。(笑)
コーヒーにうるさいあなたも、私のような素人も、満足の行くお店ではないでしょうか。
まさしく茶道の躙り口の心と同じ。どんな身分の者でも、コーヒーの知識が有る者も無い者も、平等に一服頂ける。肩肘張らずに楽しめるお店だと想います。
2Fのアトリエはこの夏から始めたばかりだそうです。
どうやって利用したらいいの?利用料高いんじゃないのかしら?と2Fへ上がっていくのはなかなか敷居が高いのですが、是非気軽にスタッフに「アトリエ見せていただいていいですか?」と声をかけてみてください。コーヒーをもっと楽しめると思いますよ。
横須賀にもまだまだいっぱいいいお店があるじゃないかー♪と嬉しくなりますね!
ブログ書いていたらまた美味しいコーヒーとフレンチトーストをいただきにあの空間へ行きたくなってきました。
月に一度はツキコヤへ。
皆様も是非一度脚を運んでみてください。
tukikoya
http://www.tsukikoya.com/index.html/
住所:神奈川県横須賀市浦郷町3-51
TEL:046-876-8988
お店へ向かう坂道はホントに急で細いので、対向車があったらアウト!お店の予約は勿論、坂を上るまえにこれから降りてくる車がないか、駐車場があいてるかどうか確認することをオススメします!私は自分では絶対無理なので、また会社の同僚を誘うことにいたします。